静岡県立浜松西高等学校同窓会長挨拶





 
浜松西高同窓会長 稲垣訓宏(高12回)

 蒸し暑い日が続き、そのうえ連日夜半のワールドカップの応援もしなければと、お忙しい毎日を送られていることかと思います。
同窓会の諸兄の皆様には、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。いつも同窓会活動にご理解と温かなご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
平成年度の同窓会総会で会長を仰せつかりました。寺田一彦前会長のもとで同窓会活動の裏方を4年間務め、ご奉公はこれでご免になると思っておりました。さらに、2年間、ご奉公しなさいとのこと、一生懸命努力させていただきますので、以前にも増して、ご指導とご鞭撻をお願いいたします。
 さて、日本列島、ワールドカップ一色です。侍ジャパンがドバイを経由して南アフリカから関西空港に帰ってきた時期にこの原稿を書いているのですが、長谷部、マルクス、大久保、川島、長友、松井、本田とカッコよすぎます。大会前の親善試合は4連敗、岡田監督の辞任もちらほらする中、「ベスト4」を目標に南アフリカに乗り込んで行きました。「べスト4」はかなわなかったものの、夢のまた夢と思われていた「決勝トーナメント」に進み、侍ジャパンは進化しました。

この侍ジャパンの活躍は、侍ブルーのユニフォームを着て、見ず知らずの隣の人と肩を組み、夜半に関わらず各地のスタジアムに五〇〇〇名を超える人たちが集まって一生懸命応援した思いが通じたのでしょうが、応援している私たちにも大きな進化がありました。
とくに、決勝トーナメントのパラグアイ戦のあと、”震えが止まらなかった“、”感激した“に加え、「日本人の絆」に感激したとの声がありました。
 「日本人の絆」、このところ全く聞かれなくなった言葉です。ましてや、見ず知らずの隣の人と肩を組み、試合前の日の丸の国歌を皆で歌うなど、数年前には考えられなかった光景です。確かに、私たちのものに対する考え方に変化が起こり、大きなウェーブが起こっています。
同窓会の目標は、「会員相互の親睦と向上をはかり、併せて母校の発展に寄与することを目的とする」ですが、「日本人の絆」を「浜西高の絆」と置き換えると、正しく同窓会が追い求めているものです。
 進化論で有名なチャールズ・ダーウィン、「強い者が生き残ったわけではない。賢い者が生き残ったわけでもない。変化に対応した者が生き残ったのだ。」と「種の起源」で説いています。ワールドカップを契機にして「日本人の絆」という既に死んでしまったと思われていた感覚が復活し、大きなウェーブがおこっています。
 浜松西高等学校同窓会は、会員数二五、〇〇〇名を擁し、年を迎えようとする実力と経験豊かな集まりです。今押し寄せているウェーブに対応し、名誉ある同窓会を一層発展させていくよう力を尽くしたいと存じます。一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう、お願いを申しあげます。

'10.07.18